家庭で使える!NASを使った防犯カメラ録画システム入門

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はじめに

防犯カメラを導入するときに課題になるのが「録画機器をどうするか」です。
専用のNVR(ネットワークビデオレコーダー)は映像管理に特化しており安心感がありますが、録画だけのために機器を買うのはコスト的にハードルが高いと感じる方も少なくありません。

その点、NAS(ネットワーク接続ストレージ)は普段は写真や動画、データの保存に使え、加えて防犯カメラの録画もできるため、「せっかくなら他の用途にも使いたい」という家庭利用のニーズに合致しています。
本記事では、NVRとNASの違い、家庭用でNASを使う場合の特徴やコスト感について整理します。


NASで防犯カメラ録画を実現する仕組み

  1. ONVIF や RTSP に対応した IP カメラを NAS 側の録画アプリケーションに登録する。
  2. NAS 上でスケジュール録画やモーション検知、イベント通知などを設定。
  3. 録画データは RAID 構成(例:RAID1/RAID5)で保護可能。
  4. スマホアプリで映像確認したり、録画映像を家庭内の他の端末で共有したりできる。

NVRとの機能差とNASの利点

項目NVR(汎用的な機器)NAS(QNAP/Synologyなど)
主な用途防犯カメラ録画に特化録画+ファイル共有・バックアップ・メディア保存
ストレージ冗長性RAID非対応のモデルが多い多くは RAID 構成対応(HDD障害への耐性あり)
拡張性カメラ増設はモデルの上限に依存カメラ台数や用途に応じた柔軟な構成変更が可能
日常利用の利便性専用機として操作はシンプル録画以外の用途(バックアップ、メディア保存など)にも使える汎用性
価格構成機器購入のみで完結することが多いカメラライセンスが必要。特定の機能には追加費用あり

RAIDとは?

RAID(Redundant Array of Independent Disks)は複数のHDDを組み合わせて信頼性や速度を向上させる仕組みです。
例えば家庭用では以下のような構成が一般的です:

  • RAID1:同じデータを2台のHDDに保存(ミラーリング)。1台故障しても復旧可能。
  • RAID5:3台以上でデータを分散しつつ冗長性を確保。容量効率と安全性のバランスが良い。

NASを利用することで、録画データの消失リスクを低減できる点はNVRにはない大きなメリットです。


NASの通知/ライセンス構成(家庭用向け)

Synology(Surveillance Station)

  • 初期設定ではカメラ2台まで無料。それ以上は追加ライセンスが必要。
  • 追加ライセンス例:1カメラ追加につき約€52(約7,500円前後)
    (cameralicense.com)

QNAP(QVR Pro / QVR Elite)

  • QVR Pro は永続ライセンス方式:カメラ1台につき約USD 69。4チャンネルで USD 259、8チャンネルで USD 479。
    (software.qnap.com)
  • QVR Elite はサブスクリプション方式:月額USD 1.99/年額USD 19.99から。
    (software.qnap.com)

まとめ

  • NASは「録画+普段使いのストレージ」として導入メリットが大きい
  • 専用NVRと比べると機能は限定的だが、RAIDによる冗長性や日常利用の利便性を考えると、家庭用では選びやすい。
  • カメラ台数を増やす場合にはライセンス費用が発生するため、あらかじめコストを見積もっておくのが安心。

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